グループディスカッションのポイント
グループディスカッションとは
4人〜7人くらいの学生で、与えられたテーマをもとに自由に議論し、20分〜40分程度の制限時間内でひとつの結論を導き出すというものです。採用担当者は一切口出しせず、学生の言動をチェックします。与えられるテーマは企業が属する業界関連のものや、最近の時事についてなどです。評価のポイントは、発言内容と参加態度に大別されます。発言内容とは、説得力のある内容かどうか、また一定の発想力や論理性を表現できているかどうか、さらに、参加態度では、積極性・協調性やリーダーシップ等が評価項目となります。ディベート(※)の形式をとる場合もあります。
グループディスカッションのポイント
- 必ず発言すること
- 他人と同じ意見だったとしても、自分の言葉で意見や考えをいうことが大切です。タイミングを見極め、しっかりと意見を述べましょう。
- 議論のマナーを守ること
- 人の話を途中でさえぎったり、頭ごなしに否定することはやめましょう。相手のことも考えた発言と態度を心がけましょう。
- 必ず納期意識を持つこと
- 制限時間があります。議論が長引きそうな場合にはまとめに入ることをうながしたり、膠着状態におちいったときには、新たな視点から議論することも考えましょう。
- 決して無理な役割をしない
- 特に進行役については、経験不足と感じた場合は無理をせず、自信がついてから挑戦しましょう。ただし、発言は必ずしましょう。
- みんなで合格しようという気持ちでのぞむ
- グループディスカッションのメンバーを面接官はひとつの部署の構成者と見なして評価しています。議論を高い次元に高めようと努力し、互いの良さを引き出しあう姿勢が求められます。
※ディベートとは
3〜5人ずつ「肯定」「否定」の立場に分かれ、自分たちの主張の優位性を相手に理解させることを目的に行われる議論のことです。
グループワークとは
与えられた条件に対しての結論をグループで導き出すという選考方法です。
グループワークの出題例
- 新商品の企画
- 提示されたマーケティング情報をもとに、コンセプト、売り出し方、新商品の対象年齢などについて討論し、発表する。(外資系企業)
- 新しい店舗開発の企画
- 高齢者の多い都市で店舗開発をするにあたり、どのような商品、サービスが求められるか、また施設の条件などを討論、発表する。(専門店)
- コミュニケーションゲーム
- 別室に用意されたオブジェをグループの1人が見に行き、絵や文字でそのオブジェを他のメンバーに説明する。説明の仕方や伝わり方などコミュニケーション能力を問うゲーム。
- ビジネスプランを練る
- 提示された費用や条件をもとに架空の都市の開発について討論し、発表する。補助金などをうまく使い採算が合うように計画していく。