採用状況と働く環境・学生に求める人材像
社会全体の採用活動の状況や、働く環境について知ることで、職業選択の幅が広がります。
各調査、研究のデータや、法律にもとづく就労実態を掲載しているサイトの情報を収集し、企業研究に役立てましょう。
新規学卒者の進路等の推移
有効求人倍率
求職者1人に対する求人(仕事)の数で、雇用動向を示す重要な指標のひとつです。1.00よりも上回っていれば求人数の方が多く、下回っていれば求職者数の方が多くなります。
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
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新卒求人倍率(倍) | 1.88 | 1.83 | 1.53 | 1.50 | 1.58 |
有効求人倍率(倍) | 1.60 | 1.18 | 1.13 | 1.28 | 1.31 |
完全失業率(%) | 2.4 | 2.8 | 2.8 | 2.6 | 2.6 |
完全失業者数(万人) | 162.0 | 191.0 | 193.0 | 179.0 | 178.0 |
大学卒業者数(千人) | 572.6 | 573.9 | 583.5 | 590.1 | 590.1 |
大学院等進学率(%) | 11.4 | 11.3 | 11.8 | 12.4 | 12.5 |
大卒就職率(%) | 78.0 | 77.7 | 74.2 | 74.5 | 75.9 |
大卒無業者(%) | 6.7 | 7.1 | 9.6 | 9.4 | 8.2 |
(資料出所:厚生労働省「学校基本調査」、総務省「労働力調査」、リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」)
企業が学生に求める能力
株式会社帝国データバンク「特別企画:企業が求める人材像アンケート」より抜粋
一般社団法人日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」より
社会人基礎力を知っていますか
働き方改革について
一億総活躍社会の実現に向けて、働く人たちがそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を、総合的に推進するため、長時間労働の是正、ダイバーシティの推進、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保等のための措置を国が講じています。
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若者雇用対策
若者の雇用の促進等を図り、その能力を有効に発揮できる環境を整備するために「若者雇用促進法」が定められ、順次先行されています。
若者雇用促進法にもとづいて平均継続勤務年数や研修の有無及び内容といった就労実態などの職場情報提供を行う企業や若者の採用に積極的で雇用管理の優良なユースエール認定企業の情報を検索できます。
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女性が活躍できる環境の整備
すべての女性の個性と能力が十分に発揮できるよう、職業生活における活躍を推進し、豊かで活力ある社会の実現を図るために「女性活躍推進法」が定められています。
企業の女性活躍推進や仕事と家庭の両立支援に関する総合的な情報が検索できます。
女性管理職の割合や平均勤続年数、男女別の育児休業の取得率など、企業の女性活躍状況に関する情報が集約されています。
CSR(Corporate Social Responsibility)について
CSRとは「企業の社会的責任」と訳され、企業が自社の利益を追求するだけでなく、従業員や消費者、投資者、環境の保護、社会貢献までの幅広い内容に対して、持続可能な経済発展に貢献することを意味します。
企業が利益のみを追求し、社会の発展に貢献しないと社会からの信頼を得ることは出来ません。社会全体が成長するために企業のCSR活動は重要になっています。
企業のCSR活動は企業ごと発行している「CSR報告書・レポート」を読むことで知ることができます。ただし、CSR活動はあくまでも「社会貢献」のため企業の主な事業とは別物です。志望動機などで述べる際には注意してください。
東洋経済新報社が2007年から行っている、1,700社以上の「CSR企業調査」のデータを元に財務・非財務の両面を評価した、国内最大手のCSR総合評価企業ランキングです。部門別に企業をランキングしており、働く環境を知る上で参考になるサイトです。