採用スケジュール
採用スケジュールを確認しましょう
企業の広報活動開始時期(求人情報公開・エントリー)は学部3年生の3月1日以降、選考開始時期(試験)は学部4年生の6月1日以降と一般的にいわれています。しかし採用活動は多様化しており、早期から状況を見ながら採用活動を始める企業が増加しています。業界や企業をしっかりと研究しましょう。
「インターンシップ」三省合意改正により位置づけ・ルールが変更になりました
2025年3月卒学生の就職活動から、企業側が職場体験など条件を満たすインターンシップ(就業体験)に参加した学生の情報を、採用選考に利用することが認められることになりました。これは経団連※と大学でつくる産学協議会の要望から政府が就活ルールを変更したことによるものです。インターンシップの重要度が増し、選考の早期化が進むなど、皆さんの就職活動に影響があることが考えられます。
※日本経済団体連合会とは・・日本の代表的な企業1,512社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体107団体、地方別経済団体47団体などから構成。(2023年4月1日現在)総合経済団体として、経済界の意見を取りまとめ、企業への信頼の確立に努めるとともに、各国の政府・経済団体ならびに国際機関との対話を通じて、国際的な問題の解決と諸外国との経済関係の緊密化を図っている。
「キャリア形成支援に関する取組み」4類型の概要
これまでのインターンシップや会社説明会は、「キャリア形成支援に関する取組み」として4つに分類されました。
「インターンシップ」という名称を使用するには、一定の条件を満たすことが企業側に求められるようになり、タイプ3・4の「インターンシップ」では、採用活動開始以降に限り、取得した学生の個人情報の採用活動への活用が可能になりました。
- オープン・カンパニー
1日限定で実施されるインターンシップは「オープン・カンパニー」に分類されインターンシップには該当しない。企業や仕事を知る機会として、採用活動に使うことは認められていない。 - キャリア教育(育成)
オープン・カンパニーより長い期間(1~3日間or 長期も)で実施される。参加者の教育が目的での就業体験は任意のためインターンシップとはみなされず、採用には使えない。 - 汎用的能力・専門活用型インターンシップ
- 企業単独、もしくは企業や地方自治体などと連携して実施
- 汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上
- 主に卒業年次及び卒業年次前年の長期休暇期間に実施
- 参加期間の半分を超える日数において必ず就業体験を実施
- 就業体験では職場社員から直接指導を受けられ、インターンシップ終了後にはフィードバックがもらえる
- 高度専門型インターンシップ
大学院生の修士・博士課程学生が対象で高度な専門性を重視した長期間の実施をめざす。
インターンシップは実施する企業側だけでなく、学生の皆さんにとってもメリットがあります。それは仕事内容の理解を深めることができることです。今後は、企業側も学生側も全体的に動きが早まっていくことが予想されます。自分の参加目的に合うインターンシップを見つけ、しっかりと準備をしたうえで参加するようにしましょう。